ストーリー OF AUSTRALIA 第1章プロデビュー

2019年4月29日

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皆さんこんにちは。

今回はGWの連休中にお時間をいただいて私の第二の故郷オーストラリアに行かせていただくことになりましたので、私森野祐治のオーストラリアの繋がり、由縁の第一章みたいなものをお届けできたらなと思いますm(__)m

 

そもそも私がオーストラリアに行くきっかけとなったのは、K-1チャンピオン2001マークハント選手の元トレーナー、ハピナロノアさんとK-1の大会で知り合い、意気投合し、練習に呼ばれた…というのが最初のきっかけとなります。

初めてのオーストラリアという事もあり観光気分でいったら、その真逆でした。。

初日からハピさんの肉体労働のお仕事に着いていきお手伝い、その後夕方から練習…という過酷なスケジュールで、車内で寝かせてはもらいましたけど、基本朝の5時起きでした。3週間の滞在でしたが来て3日で帰りたくなったのは事実です…。

その一週間後思いもよらない言葉がハピから私に届きます。

 

『ユウジ、来週お前のプロデビュー戦だよ』

 

当然私は『???…』でした。

 

まあ結果から言うと私が来る前提でマッチメイクしていたというわけです。

もうそうなると、YESとかNOじゃなくて、なるようになる。身を任せるしかないと思って腹をくくりました。

キックボクシングルールは初めてでしたがフルコンタクト空手の試合は2戦してましたし、なにより生徒をK-1GPで優勝させた実績のある先生に見てもらえてるので根拠のない自信もありました。

 

試合当日…。

 

緊張…してはいましたがそれを通り越していたというか、戦に向かう侍、戦争に向かう兵隊、いわゆる今日死んでもいい気持ちになってたので覚悟はできてました。

 

 

狭い控室に有名のファイターがいて、皆談笑しています。

借りたブカブカのキックパンツに着替え、施術用のベッドに寝かされ謎のオイル(後からタイオイルとわかる)マッサージを全身に施され、すぐに準備に入りました。

顔面パンチの打ち方はそんなにわからないので、日頃から練習してる蹴りでいくしかない!!と思っていました。

 

いざ入場です。

対戦相手が先に入場するという事で目に前に立っていました。金髪の同い年くらいの男の子。いっちょ前にガウンも来てました。

素足でやると思ってたのですが、普段練習で使ってるレッグガードとはまた違う黒いタイツみたいなのを履かされ(今から思うと流血防止かなと)リングイン。

 

結果から言うと1ダウン奪って、試合は勝ちました。

 

とにかく蹴った事と当時から同じサウスポーという事もあってミルコクロコップ選手が好きだったので左の蹴りを沢山練習してました。

 

やはり練習で繰り返したことは実戦で助けてくれるもので、2R中盤に左ハイキックが相手の側頭部をとらえて吹っ飛んで倒れてくれました。

 

 

アウェーなんで仕方ないですがダウンカウント、回復までに割く時間がむちゃ長かったです。

普通ならあれで10カウントでKO勝ちでした。

まあその後倒せなかったのも自分の実力なんで仕方ないですけどね。。

とまあ私のプロデビュー戦でした。

 

私の座右の銘は JUST DO IT(行動にうつせ) ですが、こういった経験のおかげで人生においてあれこれ考え過ぎずに一歩踏み込むことの大切さを自分の中に刻み込むことができたかなと思います。

 

さあ、後数日で9年ぶりに故郷のオーストラリアへ帰ります。5日間と限られた時間ではありますが、しっかりと沢山のものを自分の中に刻み込んできたいと思います。

 

私が進化することでCONTINUEに通ってくださっている皆さんにも提供できるものが増えていき、また新しいものが増えていくと思うので皆さん楽しみにしておいてくださいm(__)m

 

以上です! 押忍!!

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